インフレとデフレの原因

セルビアというバルカン半島の中西部の内陸に位置する国がありますが、ここではかつて、戦争による経済の圧迫で、とんでもないインフレが発生したことがあります。

ある資料によれば、1993年10月から1994年1月24日にかけての116日間のインフレ率は500兆%に達したそうです。この時期には、少しの野菜を買うのに,手提げ袋にいっぱいのお金が必要だったり、1カ月の分の年金でトイレットペーパー1個しか買えなかったとかいうことがあったそうです。

そもそもインフレはどうして起こるんでしょうか?

たとえば、バブルなどの好況期に、需要に供給が追いつかずインフレが起きる、戦争や内乱などで情勢が悪化し極端な物資不足となり、ハイパーインフレが引き起こされるなどがあります。また、金融緩和を実施した場合、通貨価値の下落によってもインフレが起きます。 政府や日銀が行うインフレ対策には、金融引き締め、財政支出の削減、増税などがあります。個人でできるインフレ対策としては、株や外貨、金を所有することなどが考えられます。ただし、株や外貨による資産運用をするときにはリスクも考慮する必要があります。

デフレは、インフレとは逆に物価がどんどん下がっていく状況のことです。需要に比べて供給が多くなると、消費者がモノを買わなくなります。そうすると企業はもっと値段を下げて、モノを売ろうとします。値段を下げるので、売れたとしても収益が上がらず、従業員に払う給料も減り、給料が減るとモノを買わなくなります。この悪循環で、どんどん物価が下がっていくのがデフレです。政府が行うデフレ対策には金融緩和、財政支出の拡大、減税などがなどあります。

日本は、長期的なデフレに陥っていますが、日銀は4月9日に「需給ギャップ」が2013年10~12月期にマイナス0.1%になったと発表しました。需給ギャップがほぼ解消されつつあり、デフレからの脱却が現実味を帯びてきたということです。

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